■音団連発足 「よい練習場を自らの手で!」音楽関係者の間で練習場建設のための運動が始まった。 |
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1981年 | 2月 | ◆福岡市長出席のもとに「福岡の文化を考えるシンポジウム」が開催された。その帰り、有志が集まり「練習場の建設運動」を具体的に進めること、広く音楽団体によびかけることを話し合った。 | |
5月 | ◆「第1回音楽団体のつどい」を開催、約20団体が集まり、音楽団体が結集して、練習場建設運動を進めることが決まった。 | ||
9月 | ◆毎月1回の集まりを経て、会則と要望書文案を決定。会の名称を「福岡音楽団体連絡会」とし、代表には平島邦央氏を選出した。 | ||
10月1日 | ◆中央市民センターで発会式を行い、15日に、福岡県及び福岡市に「音楽練習場の建設」(室内楽ホール兼オーケストラ練習室(1)大練習室(1)中練習室(5))を主な内容とする「音楽文化に関する要望書」を提出した | ||
11月 | ◆県庁跡地に「県立劇場建設案」が発表されたため、6700名の署名を集め、県議会に「県立劇場に音楽練習場の併設を求める請願書」を提出。女声合唱団など多くの会員女性パワーが炸裂し、関係県会議員や報道関係の協力も得て、請願は採択された。 | ||
■練習場への長い道のり あっという間の練習場建設運動の成果、しかし世の中そう甘くはなかった。 |
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1982年 | 1月 | ◆県議会請願の採択を受けて、県立劇場の地下部分に練習室をつくる案が進行したが、その後、県政に変化が起こり「県立劇場案」は白紙に戻され、一緒に練習場も夢と消えた。しかし、この運動の中で「練習場の必要性」が広く認識されるようになったことは大きな収穫だった。 | |
1884年 | 9月 | ◆福岡市長選挙で進藤候補の選挙公約の一項目として「芸術創造センターの建設」という名称で、音楽・演劇練習場の建設が取り上げられ、市の教育委員会文化課において本格的な建設準備作業が始められるようになったが、場所の選定で難航した。 | |
■合同公演スタート 音楽団体の集まりらしい演奏活動をして会の結束と存在価値を高めよう。 |
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1984年 | 11月 | ◆福岡市民芸術祭主催公演「’84ミュージックフェスティバル」。音団連参加団体による最初の合同公演を行った。 第1部 オーケストラ演奏(4団体) 第2部 合唱その他(8団体). 第3部 「カンタータ福岡」より「まつりの四季」 |
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1985年 | ◆中央区祇園町に建設予定の「下水ポンプ場」の階上に「練習場」の併設が内定した。86 年度福岡市予算に設計費が計上され、以後設計についての話し合いを再三にわたって行った。この案は「下水と音楽」というユニークな組み合わせということで話題を呼んだが、その後、用地の買収が困難となり折角のアイデアもまた消えてしまった。 | ||
1986年 | 11月 | ◆福岡市民オーケストラ第20回記念定期演奏会として音団連と市民オーケストラの共催で福岡市民芸術祭主催公演「第九inふくおか」を行った。以後、音団連の演奏会は、音団連全体合同の主催行事と加盟団体との共催行事を2つの形で行われるようになった。 | |
■いよいよ練習場完成へ 長い道のりの末にいよいよ悲願の練習場が建設されることになった。 |
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1988年 | 4月 | ◆定期総会で、第2代代表に徳永麟之助氏を選出。 | |
1989年 | ◆西部ガスが千代町に建設する「千代文化スポーツセンター」の地下部分に、福岡市の練習場設置が決まり、設計についての話し合いが進められた。 | ||
1991年 | 10月 | ◆「福岡市音楽・演劇練習場」(パピオビールーム)完成。運動を始めてからちょうど10年が経過していた。演劇・舞踊などの練習室も加味された大・中・小15の練習室は、当時、公営練習場では全国でも最大規模のものとなった。 パピオビールームはそれまで多くの団体が悩んでいた練習場の問題を大きく改善し、音楽・演劇・舞踊など舞台芸術のメッカとして連日、多くの市民に親しまれ、市民文化の向上に大きな役割を果たし続けている。ビールームのお陰で誕生した団体も数多い。 |
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■福岡の音楽文化を支える 初期の目的を達成し音楽文化を支える団体へと成長が始まった。 |
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1992年 | 1月 | ◆10周年記念パーティ開催 | |
9月 | ◆音団連合同企画として福岡市民芸術祭オープニングコンサート「’92ミュージックフェスティバル〈日本の歌・世界の歌〉」を開催。オーケストラ、マンドリンオーケストラから合唱までジャンルを越えた多数の団体の420人が出演する、音団連ならではの演奏会となった。 第1部 混声合唱とオーケストラによる「日本歌曲集」 第2部 女声合唱とマンドリンオーケストラによる「世界のうた」 |
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1995年 | 10月 | ◆福岡マンドリンオーケストラ第30回定期演奏会として音団連との合同で、福岡市民芸術祭オープニング「’95ミュージックフェスティバル」を開催。音団連加盟の女声合唱団に市民オケやOBフィルのメンバーも加わっての楽しい演奏に会場の福岡市民会館は超満員となった。 第1部、第2部:マンドリンのステージで、演奏会の為の委嘱 作品「ファンタジア九州」(藤掛廣幸作曲)などを演奏 第3部:女声合唱とマンドリンオーケストラの為の「ときめく愛 の歌」を作曲者の小野崎孝輔氏の指揮で演奏 |
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1997年 | 1月 | ◆福岡市に対し、「音楽文化施設の整備促進に関する要望書」を提出。 オープン5年にしてパピオビールームが既に飽和状態に近づいてきたことから、新しい音楽練習場の整備と、音楽関係者の長い間の念願である中規模音楽専用ホールの整備推進について要望書を提出した。 |
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1997年 | 11月 | ◆「森脇憲三追悼演奏会」を開催。合唱王国福岡を築き上げ、“森ケンさん”と親しまれ尊敬された作曲家:森脇憲三氏の追悼演奏会が、福岡文化連盟や福岡県合唱連盟など合同の実行委員会によって行われた。その運営の中心となったのが福岡音楽団体連絡会。音団連が福岡の音楽界の一翼を担うこととなった。 第1部 交響詩SAMSARA(輪廻3楽章)〜九州交響楽団 第2部 女声合唱愛唱曲 〜女声合唱団コール・エスポワール、RKB女声合唱団 第3部 カンタータ福岡 〜福岡音楽団体連絡会合同合唱団、九州交響楽団 |
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1998年 | 9月 | ◆「九州のうた・アジアのうた」(九州交響楽・音団連合唱団) | |
2000年 | 4月 | ◆定期総会で、第3代代表に香月ハルカ氏を選出。 | |
■充実する演奏活動 合同演奏会、アンサンブルコンサートなど音団連ならでは活動は新たなステップへ |
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2001年 | 11月 | ◆福岡市民オーケストラ創立30周年記念事業として、アクロス福岡・県民音楽フェスティバル「2001・復活」を開催。合唱は音団連加盟の11合唱団から約200名が出場。指揮に小林研一郎氏を招き、21世紀の幕開けにふさわしい、まさに“炎の復活”が福岡シンフォニーホールに地鳴りのように鳴り響いた。 | |
2002年 | 3月 | ◆20周年記念パーティ開催 | |
2004年 | 5月 | ◆3回目の音団連合同企画としてこれまでで最大規模の、アクロス福岡開館10周年記念「2004ミュージックフェスティバル」を開催。 シンフォニーホールにおける17団体の合同演奏会のほか、音団連初のアンサンブル演奏会である「ミニこん!ききにこん!あ・ら・かるとコンサート」を円形ホールとコミュニケーションエリアで開催し、6団体から12チームが出演、アクロス福岡が1日中クラシック音楽に包まれた。 □「ミニこん!ききにこん!あ・ら・かるとコンサート」 6団体から12チームが出演 □シンフォニーホールコンサート 第1部 アジアのひびき 〜ドムラとマンドリンオーケストラのための協奏曲 胡弓協奏曲「梁山泊と祝英台」 第2部 にほんの心 合唱、お琴、マンドリンオケ、オーケストラの合同演奏 |
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2005年 | 5月 | ◆定期総会で長年事務局長を務めた青沼謙一氏が退任、後任に真隅潔氏が選出された。 | |
2005年 | 10月 | ◆福岡マンドリンオーケストラ第40回定期演奏会「2005・出逢いと夢」を合同で開催。福岡マンドリンオケと10団体132名の音団連合唱団の演奏がアクロス福岡に響いた。 第1部 マンドリンオリジナル 第2部 アジアをイメージした委嘱作品 第3部 合唱とマンドリンで綴る地球賛歌 |
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2005年 | 10月 | ◆アクロス福岡円形ホールにおいて、音団連2006「ミニこん!ききにこん!あ・ら・かるとコンサート」を開催。5時間に及ぶコンサートは、合唱、マンドリンアンサンブル、木管・金管・弦楽アンサンブル、オペラアリアなど、音団連ならではの多彩な顔ぶれによる楽しいコンサートが実現した。 | |
2006年 | 10月 29日 |
◆アクロス福岡円形ホールにおいて、ミュージックシティ天神「ミニこん!ききにこん!あ・ら・かるとコンサート」を開催。9団体より11組のアンサンブルが出演した。 | 詳細はこちらから |
2006年 | 12月 26日 |
◆福岡音楽団体連絡会では初めて、九州大学小児科病棟でボランティア活動を実施。ボランティア組織「元気アートプロジェクト」の活動に参加したもので、福岡青年音楽家協会の浦本順子さん(Sp)、徳森 理香さん(Sp)、 秦 久恵さん(Pf)の3人が、冬やお正月に因んだ歌を披露した。 | 詳細はこちらから |
2007年 | 3月 4日 |
◆「筑紫讃歌」時空を超えて 九州をテーマにした團伊玖磨、晩年の大曲「合唱組曲 筑紫讃歌」の公演。ソプラノ、バリトン独唱、200名の混声合唱とオーケストラによる壮大な合唱組曲を披露した。 第1部 團伊玖磨作曲/管弦楽組曲「シルクロード」 第2部 團伊玖磨作曲 犬塚堯作詞/ ソプラノ・バリトンソロと合唱とオーケストラのための組曲「筑紫讃歌」 指 揮/現田茂夫 ソプラノ/足立さつき バリトン/勝部 太 オーケストラ/九州交響楽団 合 唱/「筑紫讃歌」特別合唱団 |
詳細はこちらから |
2007年 | 11月 3日 |
◆アクロス福岡円形ホールにおいて 「2007 音団連 ミニこん!ききにこん!あ・ら・かるとコンサート」を開催。10団体より13組のアンサンブルが出演した。 |
詳細はこちらから |
2008年 | 11月 3日 |
◆アクロス福岡円形ホールにおいて 「2008 音団連 ミニこん!ききにこん! あ・ら・かるとコンサート」を開催。 9団体より13組のアンサンブルが出演した。 | |
2009年 | 11月 3日 |
◆アクロス福岡円形ホールにおいて 「2009 音団連 ミニこん!ききにこん! あ・ら・かるとコンサート」を開催。 8団体より12組のアンサンブルが出演した。 | |
2010年 | 4月 26日 |
◆定期総会において、香月ハルカ会長が退任し顧問に就任。後任に石川純一新会長が選出された。 | |
2010年 | 11月 3日 |
◆アクロス福岡円形ホールにおいて 「2010 音団連 ミニこん!ききにこん! あ・ら・かるとコンサート」を開催。 8団体より12組のアンサンブルが出演した。 | |
2011年 | 7月 | ◆音団連の役員が福岡市役所に福岡市長を訪問し、中規模音楽ホールの建設を始めとした福岡の音楽環境の充実を陳情した。 | |
2011年 | 11月 | ◆あいれふホールにおいて「2011音団連ミニこん!ききにこん!あ・ら・かるとコンサート」を開催。11団体より12組のアンサンブルが出演した。 | |
■ホール要望活動が新たな段階へ 他の音楽連合団体とスクラムを組んだ要望活動を開始した。 |
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2012年 | 1月 | ◆福岡市が「福岡市拠点文化施設基本構想(案)」に対して、福岡県合唱連盟、福岡マンドリン連盟、福岡三曲協会、福岡県オーケストラ連絡会議、福岡おかあさんコーラス連絡会と協力し署名活動を実施。1月30日に福岡市長に対して、15774人の署名を添えて「福岡市民会館の再整備に伴う拠点文化施設への中規模音楽専用ホールの設置を求める要望書」を提出した。 | |
2012年 | 2月 |
◆福岡市民会館の再整備に伴う拠点文化施設への中規模音楽専用ホールの設置を求める要望書(追加要望書署名956人分)を福岡市に提出した。16,730人 | |
2012年 | 3月 | ◆30周年記念パーティ開催 | |
2012年 | 8月 |
◆福岡市の山崎副市長に「福岡市の音楽文化の向上と演奏環境の充実に関する要望書」を提出し、文化振興部と意見交換会を行った。 |
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2012年 | 10月 |
◆アクロス福岡円形ホールにおいて「2012 音団連 ミニこん!ききにこん! あ・ら・かるとコンサート」を開催。 8団体より11組のアンサンブルが出演した。 | |
2013年 | 9月 |
◆福岡市の中園副市長に「福岡市の音楽文化環境の充実に関する要望書」を提出し、中規模音楽ホールの建設や練習場の充実などをお願いした。 | |
2013年 | 11月 |
◆アクロス福岡円形ホールにおいて「2013 音団連 ミニこん!ききにこん! あ・ら・かるとコンサート」を開催。 8団体より10組のアンサンブルが出演した。 | |
2014年 | 7月 |
◆福岡市の中園副市長に「福岡市の音楽文化環境の充実に関する要望書」を提出し、福岡市文化拠点施設中規模音楽ホールの多機能化や中規模音楽ホールの整備などをお願いした。アクロス福岡を訪問し円形ホールの音響の改善を、福岡市文化芸術財団を訪問し中規模音楽ホールの整備などをお願いした。 | |
2014年 | 10月 26日 |
◆アクロス福岡円形ホールにおいて「2014 音団連 ミニこん!ききにこん! あ・ら・かるとコンサート」を開催。 9団体より12組のアンサンブルが出演した。 | 詳細はこちらから |
2015年 |
4月 5日 |
◆FFGホールにおいてFukuokaHouseチャリティフェスティバルを共同開催 音団連より西南シャントゥールほか3団体が出場した。 尚、収益金で福岡市立こども病院にキッズコーナーを贈呈した。 |
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2015年 | 7月 | ◆福岡市文化振興部と意見交換会を実施。21日には福岡市の中園副市長に「福岡市の音楽文化活動の充実に関する要望書」を提出し、従来のホール要望等に加えて、既存のホール設備の更新等についてもお願いした。 | |
2015年 | 11月 | ◆福岡マンドリンオーケストラ第50回記念定期演奏会を開催(共催)加盟の合唱団やオーケストラが友情出演した。 | |
2015年 | 11月 | ◆アクロス福岡円形ホールにおいて「2015 音団連 ミニこん!ききにこん! あ・ら・かるとコンサート」を開催。 10団体より11組のアンサンブルが出演した。 |
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